"Das Licht liefernde" 

光をはこぶもの

インスタレーション

2015

於: はいまーとフェスティバル/出雲市、島根

素材 : 紙、アクリル塗料、針金、ハロゲンランプ

電信柱は典型的な近代日本の風景の一部である。空を横切り家々をつなぐ 電線は、町という生き物の生命線といえるかもしれない。 私は出雲市に滞在中、近所を散策中に、50年ほど前に建てられたであろう かつての丸太の電柱に出会った。めまぐるしい勢いで変化する町を眺めてき た、手足をもぎ取られた一本の樹木。 インスタレーションは、雑居ビルの一階の隣続きの2部屋を使用して設置さ れた。一方の部屋には電信柱が原寸大の形で紙素材によって再現され、 もう一方の部屋には、あたかも隣の部屋の地下に位置するかのように、 電信柱の根を示唆するように木の根っこが天井から生えている。

 

© 2019 Naoko Tanaka