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Snowy Home
の故郷

雪は穏やかだ。雪はすべての音を飲み込む。 

雪は頑固だ。それは長い長い間ずっと強くあり続ける頑丈な心のようなもの。 長い冬の間中それは何かを待っています - 誰かの足音、変化の兆し、動き。

雪に吸い込まれ凍りついた記憶が、影の風景として現れては消える。

 

新潟県は雪国として知られる。

2015年の夏に新潟県越後妻有に滞在していた際、廃校の小学校で地元のコミュニティが制作していた冊子を見つけた。

冊子『雪の故郷』シリーズは60年代から80年代に作られた。

そこには住民のエッセイが含まれており、たとえば、冬の間、出稼ぎ労働者として旅をしていた父親の子供たちや妻からの多くの手紙が含まれていた。長い冬の間に書かれたこれらのテキストたちは、私に豊かなイメージの世界を広げてくれた。

作品カテゴリーインスタレーション

2016

越後妻有里山現代美術館[キナーレ]

2016冬企画展 田中奈緒子『物質の夢想』

素材 : 椅子、学校机、冊子『雪の故郷』、ハロゲンランプ、鉄、木材、

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