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Missing;
(1:The World without Trees)
の無い世界

木がなくなった世界で、(空想上の)木が物語を語る。

このアイデアは、炭という素材と石炭や褐炭ができるまでの過程を研究することから生まれた。炭素はすべての有機化合物に含まれるすべての生物の基本的な構成要素である。褐炭ができるのには長い長い時間がかかる。その時間性について考えることは、人間と人間以外の存在の間の循環的な関係について考えることでもある。

世界の多くの先住民文化では、伝統的に、自然から何かを受け取ったら、それを別の方法で返すことによってバランスの儀式を維持していたという。人間と自然の間の今日の対立関係を反映する物語はあるだろうか?人がいること、またいなくなることは自然にとってどんなことなのか?そして、人間の自然に対する感情は、自然にとってどんな意味があるのだろう?

作品カテゴリーリサーチ、ストップモーション映像 6分

2022

#TakeHeartResidenz / Schaubude Berlin.

リサーチ・プロジェクト「木々が行ってしまう- ドキュメンタリー・ファンタジー」について 

2019年にベルリン・ミッテ地区で11本の菩提樹が伐採され、アーティスト自身が反対運動を起こしてその過程を記録したことがきっかけとなり、実際に起きた事柄から、木々の視点でのファンタジーの物語を発展させた。

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