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雪と光と音のパフォーマンス
雪、光と影、音 - それらは固体のような物質ではなく、本質的に儚く一時的な「現象」にすぎません。これらの非物質的な「材料」は、見えない隠れた世界を視覚化するための適切なツールになり得ると私は確信しています。
2015年夏の越後妻有/新潟での滞在中、廃校になった小学校の教室で私は薄汚れた冊子を見つけました。地元の自治体によって刊行されていた「雪の故郷」という冊子のシリーズです。住民たちのエッセイから成り、60年代から80年代まで一年に一度発行されていました。都会へ出稼ぎに出向き、冬の間帰って来ない父親へ向けて、子供達や配偶者からの手紙。長い冬の間に書かれたこれらのエッセイは、私に豊かなイメージの世界を開きました。
作品カテゴリー: インスタレーション・パフォーマンス
2016
於: 越後妻有里山現代美術館[キナーレ]
コンセプト | インスタレーション| パフォーマンス : 田中奈緒子
音響 : アヒム・モネ
35 分
後援: 越後妻有・冬の芸術祭2016
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